以下、原文です。
とうとう、2011年が終わろうとしています。皆さんにとっては、本当に言葉で言い表せない…大変な8か月だったと思います。
喪失感と悲しみを乗り越え、再建に立ち上られた皆さんの『勇姿』は私の心に深く焼き付き、今も大きな指針となっています。
東京にいながらも、何か行き詰った時には「気仙沼の皆さんに比べたら、こんなこと」と私自身にも言い聞かせ、指導者として生徒たちにも何十回となく叱咤してきました。
きっと「支援」と言いながらも、弱い自分に勇気をいただきたくて毎月伺っていたのかもしれません。にも関わらず、皆さんには私達が伺うことでご迷惑や気遣いをさせてしまいました。それに、こちら本位の勝手な支援になってしまい本当に、本当に申し訳ありませんでした。
決して皆さんと同じ苦しみを分かちあうなんてことは、被災を体験していない私にはし得ないことですが、これからも私にできることはなんでもさせていただきたいと思います。
紅白も始まりましたね。ご家族や住居を失った方には改めて寂しさを感じる時かもしれません。でも今年は、みんな心を込めて「希望」「勇気」「絆」を歌っているような気がして歌の歌詞を聞きながら皆さんを思い出し涙ぐんでいます。
少しでも私達表現者が皆さんの心に寄り添えるよう、いろんな形でお手伝いをしていきたいと思います。ですので、これからも何かありましたら遠慮なく仰って下さい。
今後も、毎月子供達のレッスンに伺いたいと思いますので、またご迷惑おかけしてしまうかと思いますが、宜しくお願いいたします。
長文になってすいません!!
今年も寒さが厳しい年明けだと思いますが、お風邪など召しませんように。どうか、皆さんでゆっくりお正月をお過ごし下さいね。
本当に…あの震災の中、生きていて下さって、本当に、本当にありがとうございました。
鎌田眞由美